ピーター・パン(ディズニーアニメ) | このBGMがすごい

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気が向いたら書いていこうかな、と思っています「このBGMがすごい」。

BGMが楽曲単体として素晴らしいという視点・・・・ではなく、いかに効果的に使われているのか、作品内容とのリンクといった部分に焦点を当ててみたいなぁ、と思っています。

なので、作品のネタバレには十分ご注意ください。

第1回はウォルト・ディズニーのアニメ映画「ピーター・パン」。

音楽担当はダンボ、シンデレラ、不思議の国のアリスにも関わったオリバー・ウォレス氏。

数々の印象的なメロディーが流れるこの映画ですが、1番印象に残る曲といえば、ほとんどの人が冒頭ピーター・パンとウェンディ達が飛び立ち、ネバーランドへ向かうときの歌「You Can Fly!」を挙げるのではないでしょうか。

低音から入り、一気に盛り上がるコーラス。ダイナミックなストリングス。

ピーター達が窓から飛び立つ瞬間から、ドキドキしてくるほどの高揚感を与えてくれます。

・・・が、ちょっと待ってください。

この歌、本当にピーター達が飛び立つ瞬間から始まっているのでしょうか?

ずっと前から始まっている「You Can Fly!」

ぼくはこの映画、昔何度も見たのですが、恥ずかしながらこの歌はピーター達が窓から飛び立つ時点から始まっているのだと思っていました。

ですが、それは間違いでした。

そのずっと前から、巧妙に、静かに、でも楽しげに「You Can Fly!」は始まっているのですね。

興味のある方は、ピーターとウェンディ姉弟達が会話を始めるあたりから意識して聴いてみましょう。

お馴染みのメロディーに合わせウェンディ姉弟達はサビを歌ってまでいます。

ただし、その歌詞は「We Can Fly!」ですけどね。

このシーンは「小さな伏線」です。

そして、この伏線はBGMあってこそ、正にBGMによる伏線になっています。

ところが・・・

わかりにくい日本語吹き替え版

日本語吹き替え版(いくつかのバージョンがあるので全てかどうかわかりませんが)では、この部分ウェンディーたちは「飛んだ飛んだ~」みたいなことを叫んでるだけで、BGMとセリフがリンクしてないんですよね。

ほんっとにこれは残念です。

ピーターパンに限らずこういったミュージカルチックな映画は、元の英語バージョンでも視聴してみることをおススメしちゃいます。

ピーター・パンには、この他にも時計を飲んだワニの「チック・タック・チック・タック」といった音に合わせたBGMや、剣の動きに合わせてBGMが効果音のように鳴っていたりもします。

昔見た、という方も、もう一度BGMに注目して見てみてはいかがでしょうか。

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