FM音源ドライバPMDは凄かった | むかしのこと4

前回までのあらすじ

BASICレベルでMMLを書いていたぼくは、パソコン通信でFM音源ドライバPMDに出会って衝撃を受けたのでした。


その後、ぼくは憑りつかれたようにPMDのが楽曲データを作り始めるのですが、そもそもPMDやFMPといったFM音源ドライバってどんなものなんでしょうか。

FM音源ドライバ

PMDとFMPはアイドルプロデューサーに例えるなら秋元康さんとつんくさんのようなもので(?)、FM音源ドライバ会の2大巨頭です。

ドライバというのは、ハードウェアを制御するソフトウェアです。
つまり、FM音源ドライバとは、YM2203(OPN)やYM2608(OPNA)を制御するソフトウェア、と言えば当たらずとも遠からず、です。

PMDとFMPの特徴

当時としては画期的かつ特筆すべき点がいくつかありました。

MMLをバイナリに変換

アスキーデータ(テキスト)であるMMLを予めバイナリに変換し、演奏はそのバイナリを読み込んで行います。バイナリデータは非常に軽量で、当時のクソ遅いパソ通環境でもなんとかやり取りができたのでした。
また、ゲームに実装する場合も効果的ですね(後述)。

機種に依存しない

MMLや、それを変換したバイナリファイルは機種間で共通です。
同じデータをPC8801、PC88VA、PC9801、PC9821などの機種で同じように演奏できました。

常駐ソフトである

今でこそケータイにまで実装されているマルチタスクですが、当時はそうでもなくて、何か一つのソフトを実行している間は、他のソフトを起動するようなことはできませんでした。
ところが、PMDやFMPは「常駐ソフト」と呼ばれるもので、常にバックグラウンドで動作しました。つまり、ゲームなどでBGMを流すのに最適な(というかそもそもそのために作られたと思われる)ソフトウェアだったのです。

ゲームのBGMドライバ

当時のソフトメーカーは、基本的に音源ドライバ自体から開発していました。
古いゲームだと(Ysとかエメラルドドラゴンとか)そもそもOSからソフトウェア会社独自のものであったようです。

ですが、大手ではないソフトウェアメーカーは、音源ドライバなんて自作している余裕はなかったのではないでしょうか。
そういった場合、PMDやFMPをゲームの音源ドライバとして採用する、ということによくなったわけです。

PMDが使用されたゲーム

というわけでPMDを音源ドライバとするゲームは当時たくさん発売されていました。
そもそもPMDを作ったKAJA氏自身プロのコンポーザーであり、数々のゲームに楽曲を提供しています。当然そういったゲームではドライバにPMDを使用していました。
昔のASCIIの記事
また、初期の東方シリーズなんかもPMDを使用していたようです。

Kaja氏が楽曲担当されたもの

  • プリンセスメーカーシリーズ
  • 電脳学園
  • ふしぎの海のナディア
  • グランシード
  • 機動警察パトレイバー 狙われた街1990
  • サイレントメビウス
  • 他いろいろ

他にも

  • EVE burst error
  • DESIRE 背徳の螺旋
  • 同級生
  • 他いっぱい

早速ご指摘が!同級生はPMDではないそうです。代わりに教えていただいた疵、雫を足しました。
@Whoraibowさん、ありがとうございます。(2012/11/09)

東方シリーズ

東方よく知らないのですが初期pc98版は基本的にPMDなはずです。

夢のツール

市販ゲーム以上の機能で曲データを作れる。PMDやFMPは僕らにとって夢のツールでした。

夢のツールだったからこそ、たくさんの人が参加するコミュニティになっていたんでしょうね。

2つのFM音源ドライバのうち、ぼくはPMDに傾倒していくのですが・・・色々思い出したことをそのまま書いてるとなかなか話が進まないなぁw

つづく

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“FM音源ドライバPMDは凄かった | むかしのこと4” への1件のフィードバック

  1. うづきこうせい より:

    プラスチックッキ… プラスチックアドベンチャーすごくいいゾ~

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