人は自分で作曲した曲を完全に忘れ去った状態でその曲を聴いたとき何を思うのか?

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思い出せない人

watsonです。

あなたは自分の作曲した音楽をその存在ごと忘れたことはありますか?

作曲は簡単な作業とは言えません。苦労して紡ぎあげた楽曲を忘れるなんてことがあるのでしょうか?もし忘れたとして、それを聴いたとき作曲者はどうなるのか?

今回、30年近くその存在を忘れていた自作楽曲に出会うという貴重な体験をしましたのでご報告します。

いつ作った曲?

該当の楽曲は1995年にA.O.Software Team から頒布された「Sound Ceremony Vol.3」に書き下ろした「La’RuberAster」という1曲です。「Sound Ceremony Vol.3」はPC-98のサウンドボード対応のFM音源で演奏する楽曲を集めたいわゆる同人音楽ディスクです。(いわゆるといっても年寄りにしか通じない気がしますが笑)

どんな曲?

この曲です。(私の曲と判明後に私自身がアップロードしたものです)

KAJA氏制作の音楽ドライバPMDを使用し、MMLで作りました。FM音源6パート、SSG音源3パート、ADPCM音源1パートの計10パートでできているチップチューンです。

チップチューンの場合当然になりますが、今のDTMと違ってパート数を無限に使うことができないことや、SSGというほぼ変調的な音色作りができないパートも含まれるなど、かなり制限が強い作曲となります。

どのパートでどんな音を鳴らすのか、よく考えながら作らないと行き詰まる、そんな苦労を超えて作られた楽曲です。

なぜ苦労して作ったはずの曲を忘れられるのか?

作曲したタイミングと私が作曲環境を失ったタイミングが忘却の原因の一つかとは思います。

この曲を作曲しSound Ceremony Vol.3に提供した後わりとすぐ、私は作曲に使用していたメインマシンとデータを手放しました。かなり忙しい業種に就職したため、今後作曲ができるようになることは無いと考えたためです。

なので、自分で作ったこの曲をファイルとしても持っていませんでしたし、その後聴くことはおろか曲名を目にすることもなかったのです。

ちなみにですがLa’RuberAsterというタイトルにもピンときませんでした。 中2の私が付けそうなタイトルだなとは思いましたが。

その後いつ耳にしたか?

たまたま(エゴサで)見かけた海外のファンの方が作ったwatsonの古い曲をまとめた動画の中で流れました。

どのように感じたか?

上記の通り自分の曲をまとめた動画を見ているわけですから、「どうやらこれは自分の曲らしい」という前提があって聴きました。

その上でまず、自分の曲だという記憶が蘇ったかというと、全く思い出せませんでした

ただ、曲自体の印象としては「最高に好みの曲だな!」でした。単に好みだなという感情だけでなく、言葉では言い表せないムズムズとする感覚が胸の奥底に宿りました。多分、曲を忘れていたとしても自分の思ったところに音が行くので痒い所に手が届くような感覚だったんだと思います。

自分の曲なのか確認

さて、これは本当に私の曲なのか?アップした人が間違えているなんてことはないのか?いくら聴いても確信が持てませんでした。

幸いにも当時のお知り合いからこの曲がwatsonのものであることを確認することができました(おまけにファイルまでいただくことができました)。その節は本当にありがとうございました。

まとめ

自分が作曲して完全に忘れていた曲を聴いた結果、

  • 聴いても思い出すことはできなかった
  • むず痒い気持ちになった
  • 超好みの曲だと感じた

となりました。

同じような経験をされた方がいらっしゃいましたら是非コメントいただけると嬉しいです。

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