6年でけっこう変わったフリー音楽素材サイトの利用規約のトレンド
フリー音楽素材サイトの利用規約を2012年と2018年の2回調べたので、6年間でどんな変化があったのかをまとめてみました。
なかなか興味深い結果となりました。
全てのサイトが著作権を保持しているのは変化なし
前回の調査と同じく、著作権を放棄しているサイトは1つもありませんでした。これはとても重要なことです。
説明のないサイトも3サイトありましたが、著作権は著作物を製作した際に自動的に発生し、放棄するにはそれなりの宣言をしなければなりません。説明がないだけであれば著作権はそのままサイト側が保持していると考えてよいでしょう。
販売サイトが増加 1→2
1サイトから2サイトにじわりと倍増(!)しました。20サイト圏外にもたくさん現れてきています。無料じゃないなら何が「フリー」なのか?使用目的かな?と思ったのですが18禁コンテンツには使用できないなど使用制限も無料サイトより厳しかったり。この販売サイトの台頭についてはいずれ別記事にまとめたいと思います。
著作権表示が必要なサイトの増加 4→7
使用の際に著作権表示が必要なサイトが倍近くに増えました。と同時に以前は見られた著作権表示について説明がないサイトが今回は0に(原則不要だけど表示してもらえると嬉しいみたいにはっきりしないサイトもありましたが)
これは日本で著作権についての考え方、重要性が浸透してきたからでしょうか?今後の動向が気になります。
使用報告が必要なサイトが激減 7→1
前回調査では使用報告必須が5サイト、条件によって必要が2サイト、合わせて7サイトだったことを考えると今回の1サイトという結果は激減と言っていいかと思います。これも重要だと思うんですが理由は別の記事で・・・(こればっか)
まとめ
- フリー音楽素材サイトは著作権を保持している(変化なし)
- 販売サイトが増えてきている
- 著作権表記が必要なサイトが増えてきている
- 使用報告はいらなくなってきた
時代の変化に合わせてフリー音楽素材サイトも確実に変化してきています。次の記事では調査で感じたフリー音楽素材サイトの変化と未来について!
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