Spotifyの再生国別でのアーティスト収益単価の差を調べてみました

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watsonです。

これまで音楽のストリーミング再生でアーティストがどれくらい収益が得られるのか、サブスクサービスごとに再生単価は違うのかなどを調べてきました。

これまで調べてみてわかったことは、再生単価は以下の要素で変わってくるということです。

  • サブスクサービスの種類
  • 再生したユーザーの契約プラン
  • 再生された国
  • 大手レーベルと契約し交渉しているかどうか(Spotifyの場合)

詳細は以下の記事などご覧ください。

この記事では、これまでわかったことのうち、国別での再生単価がどれくらい違うのかを調べてみました。

いつもの通りwatson個人の実績から割り出しています。データとしては2022年10月単月の実績から取りました。n=1(調査対象が1件)ですので、参考値程度に捉えていただければ幸いです。

それでは結果になります。

Spotify 国・地域別での1再生あたりの収益

国・地域単価
アメリカ0.51
オーストラリア地域0.37
ヨーロッパ&ロシア地域0.36
カナダ0.33
日本0.25
アフリカ & 中東地域0.15
メキシコ0.13
南米&カリブ海地域0.13
アジア太平洋地域0.13
インド0.02
全体0.30

このようになりました。

最も再生単価が高かったのがアメリカの0.51円。最も低かったのがインドの0.02円でした。

これまでに調べた「再生されたの国の広告費や会員費が高い」=「その国の経済状況が良い」と再生単価が高い、という情報が腑に落ちる結果になったと思います。経済的に強いところが単価が高いですね。

「失われた20年」なんて言われている日本の位置も納得できる気がします笑

ところで中国は?

経済大国と言えば中国が入っていませんがどういうことでしょうか?

中国ではSpotifyなどのストリーミングサービスは制限されているとの情報があります。下のリンクはSpotifyが使える国についてのヘルプですが、2022年12月現在、リストに中国が入っていません。

代わりに中国国内で同じような音楽サブスクサービスを作ったのがTencentやNetEaseで、これらは中国版Spotifyと呼ばれることもあります。なんだか中国国内でTwitterが使えない代わりに中国版Twitterと呼ばれる微博(ウェイボー)があるのと似ていますね。(ただ、TencentやNetEaseはアプリやゲームなどいろいろやってる巨大企業なので、音楽配信はその一部門という位置づけですが)

まとめ

Spotifyのアーティスト収益としての再生単価は様々な要素で変わってきますが、再生された国によっても大きな差があるようです。

ですが、アーティストが再生される国まで意識したり狙ったりするのは難しいんじゃないでしょうか。単価の差は大きいですが、そんなことを気にするよりも良い曲を作る努力をした方が良いような気がします笑。

| カテゴリ:販売・配信・収益

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